先生はどうしてこんなことしてくれるのだろう。

私より頑張った人はたくさんいるはずなのに…。

先生にとって私はただの生徒?
それとも…。


そんなことはないのだろうけれど…。

もしかしたら、と
期待する自分がバカみたい。

「ついたぞ」

そういって
先生が連れてきてくれたのは

レストランだった。

「さすがにここには生徒はいないだろ。」

こんな高そうな所…悪いよ…。

遠慮しながらも先生に肩を掴まれ
レストランの中へ入っていく。

「どれにする?」

「ん〜とね」

私たちは適当に注文を取り
程よいほどに食事をとった。