桜が綺麗に咲く春、私は緊張で
お腹を痛めながらも高校への入学で心をときめかせていた。

校門から少し離れたところには
入学生であろうひとたちの人だかりができていた。

「ふぅ〜っ。
今日から高校生だ!」

気合を入れて
人だかりができている場所へと足を進める。

人だかりの中心部にはクラス分けの紙が貼られていた。

1組から順にみていく。

「…。あ、あった。」