男装好き彼女


僕は、矢川のほうを
向いた。
矢川は、必死に女子に
話を掛けていた。
でも、全員無視。
ひでーな。たすけてやっか。

『なぁ。女子はなにやんだよ。あ、もしかしてやる気ないかんじ?こまるなぁ売り上げ的なの一位だったら海外に全員で旅行行けるんだよ?行こーよ。』

と、僕は言った。
そしたら、女子は
顔をあげ、
「うちらかわいいから、メイドなんかどぉ?」

なかなか、ナルシストだな。
『いいんじゃない?じゃ決まりね、じゃぁ、担任に知らせるから教室で待機しとくこと。』

みんな、賛成してくれた。
僕はクラスをまとめ、
矢川に、
『担任とこ、いくか。』
と、声をかけた。