男装好き彼女


母さんの手元を見ると
未緒がすやすやと、
気持ちよく寝ていた。

『かわいーね、未緒。』

プックリしていて
とても、可愛かった。

「かわいいね。羽紅の小さい頃にそっくりよ。」

僕は、はっと不安が押し寄せてきた。
僕と同じめに遭うんじゃないかって。