目をひん剥いて見た。


確かにそこには知らない事実が。


姉の保護者の欄。


父親の欄には知らない人の名前が。


心臓がドクドクしていたのを、今でも


覚えている。何度も何度も読み返した。


違う。違う。お父さんの名前じゃない。


この人知らない。


こんな人……。知らない。