辛い毎日だった私に春が訪れた。


それは冬休みが明けたこと。


私は頻繁に保健室に通い先生とよく話し


ていた。冬休みがあけたら、真っ先に


保健室に行った。


『先生!聞いてください!』


まだ話せる人がいただけマシだったと思


う。話したくても話せない人、


たくさんいるから。


先生は優しく言ってくれた。


『辛いお話をわざわざ話してくれて、うちあけてくれて、ありがとう。』


涙が海の様にでた。


『辛かったね。自分を傷付けて安心するしかなかったんだね』


先生はそういってくれた。


今でもあの嬉しさは残っている。


『でも自分をきずつけないで』


そう言われた


『先生悲しいから。』


私は涙が止まらなかった。