教卓に御守りを置いて

自分の席につこうとすると


ポンッ


ん?後ろから肩を叩かれた。


振り向くと男の子が。

クラスにこんな人いたっけ?

未だにクラスメイトを

覚えていないとか失礼ですね。

すみません。


「これ俺の御守りなんだ。」


彼の手元を見ると

あの青色の御守りが。


「あ、そうだったんだ…。」


「ありがとね。栗原さん。」


彼は微笑んだ。