「莉子ちゃん。こんにちは。」 村上がきた。 色々悩んだら一時間経ってたんだ。 ギュッ 彼はいつも通り私を抱き締める。 なんか少し腕の中にいると ホッとする。 「莉子ちゃん。 なにかあった?」 彼は突然私に聞いてきた。 「どうして?」 「なんか元気なさそうだから。」 どうして村上は気づいてくれるの? …それだと村上に────。 だけど私は 「大丈夫だよ。」 心配してくれるのはに ごまかしてしまったんだ…。