私は咄嗟に身を隠した。

なんでだろう。

別に隠す必要ないのに。



「トモくん…。

ずっと前から好きでした!

私と付き合ってください!」



少しちらっと様子を見ると

女の子は頭を下げていた。

少し手が震えている。

…緊張しているんだ。


すごいな。

だけどこんなにもモヤモヤするのは

なぜだろう。───