会長さんは呆ける私をみながらニッコリ微笑み御丁寧にもう一度言ってくれた


「お前、東雲 朔真は宇佐美 真白の母親になってもらう」


「え、あ……?」


「母親になれば借金はチャラだ」


「いや、でも____」


「拒否権は一応あるが……
死ぬまで辛い思いして働くかこいつの母親になるかどっちがいい?」


魔王のバカァァァア
拒否権ないようなもんじゃん!!


「……慎んで母親にならせてもらいます」


「真白こいつはお前の母親だ
存分に甘えて構わない
まだこちらのことはなにも知らないからお前が部屋を案内してやれ」


天使君が嬉しそうに私の事をチラチラ見ている

うへへへ癒される


「母親になったからにはお前の名字は宇佐美だ
東雲の姓は捨ててもらう」

うわぁ本格的……
そこまでする必要あんのかな?

「話は以上だ」




借金が息子になりました