ドンッ




「あ、ごめっ…危ないッ!!」


「へっ?」





私は、廊下でぶつかってよろけてしまった
彼を助けた。





「痛ぁ…大丈夫?」




「ぁ、大丈夫です、ごめんなさい」





もともとは廊下で走ってしまった私が悪いのに、彼は申し訳なさそうに頭を下げた





「いや、廊下で走った私が悪いから、だから謝らないで?」


「ぼくも、前見てなかったから…」


「じゃぁ、お互い様ってことで!」





私が、そう言って笑顔を見せると
彼も、笑顔で頷いてくれた





「じゃぁ、そろそろいくね」





そう言って立ち上がると…