裕太side



「裕太ー」


美穂!どこだ。



「美穂!」


やっと見つけた。



「ハァハァ美穂……」


「なに?」


「こ、これ」


俺は、さっき買ったネックレスを差し出した。



「うっヒック……あり……ありがと」


「誕生日……忘れてごめん……」


深々と頭を下げる。


「私…ねっ……ヒック嫌だった……違う女の子と一緒にいるの……」


ごめん…ごめんな美穂。