ショッピングモールは土曜日だからか
とても混んでた。
「うっわ、混んでるねえ。」
これは手を繋いだほうがいいのか。
どうしようどうしようどうしよう。
おれ日和の時どうやって繋いだっけ。
だめだ、今日は繋げない。
「大輝見たいところある?」
「うーん、鈴花は?」
「お昼はパンケーキね?
じゃあぶらぶらしよっか!」
「おけおけ」
隣に鈴花がいるのって、
当たり前になってたけど
こんな緊張したっけ?
心臓が痛い。
でもこのまま時が止まって欲しいほど
嬉しい楽しい。
「あ、大輝みて、この服かわいいねえ。」
「海が着てそう。 」
「あ、わかる!
海の誕生日プレゼントに買ってあげようかな。」
お昼。
なぜか一秒一秒大切にしなければって
気持ちが強くなる。
「パンケーキ!楽しみ!!」
「鈴花ほんと甘い物好きだね」
「そう!!大好き!!」
でてきたパンケーキをみて
「うっわ!美味しそう!!
ほら大輝はやく食べよう!!」
「うーん、美味しい!!!」
あー、可愛いすぎる。
好きだほんとに。
「もう一通りみたし、そろそろ帰るか?」
「うん、そうだね。」
「家まで送る。」
「ありがとう。」
バスで鈴花の家の近くに降りた。
「あ、鈴花家の近くの公園いかない?」
「公園?いいけど、、、。」
心臓がさらに重くなった気がした。
