お前が好き、大好き。







「鈴花おはよう。」



「あ、大輝おはよう!遅れてごめんね。」




俺らは付き合ってからどちらからともなく
一緒に学校に行くようになった。



日が経つにつれ、複雑な思いも少しづつ
なくなってってる。



それと同時に、あぁ、ほんとに付き合ってるんだっていう実感も湧いてきてなんか泣きそうになる。




“付き合ってる”
っていうよりは
“友達の延長”
って感じ。



手とかも繋げてないし
もちろんちゅーもしてない。



日和の時も、手をつなぐのでいっぱいいっぱいだった。




「鈴花ね〜、ほんとに楽しみだ。」



「ん?」



「ショッピングモール!早く行きたいなぁ〜。」




ニコニコしてる鈴花。


でもやっぱり駿さんと付き合ってる時ほど
えくぼつきの笑顔を見ることはへった。



それが俺にとってはかなりショックでもある。


まぁ、日数が解決してくれることを願う。