しばらく沈黙が続いて、
鈴花の泣く声がひたすらひびいた。
「ねぇ大輝。」
「ん?」
「付き合おっか。」
「え。」
待って、今鈴花なんて言った。
“付き合おっか”って言ったよね。
ちょっと待ってそれってどういうことだ。
え、なにこれ夢かな。
「それってどういう...」
「ごめん、ごめんねやっぱなんでもない。
ばかみたいなこといってごめんね。
忘れて。」
バカみたいだっていい。
なんでもいい、俺が鈴花を守る。
たとえ鈴花が俺の事好きじゃないとしても。
絶対好きにさせて見せる。
「いいよ鈴花。付き合おう。」
「え、でも....」
「俺がお前を守るよ。」
鈴花がこっくりうなづいたのが見えた。
もう、10月が終わろうとしてた。
