待ち合わせ場所につくと、
みんなもうきてた。
「ごめん、遅れた。」
「おっそいぞー。」
「じゃ、さっそくはじめますか。」
海が代表して花火を買っといてくれたけど、こいつはほんと限度をしらない。
「ま、六人いるし。余ったら来年に回そう!」
鈴花はいつもよりニコニコだ。
目が合うと、あの入学式の時みたいに
にこってわらう。
変わんないなー。
「バイトお疲れ様。」
「ありがとう。」
「鈴花もバイトしてみたいなぁ。
大変?」
「大変だけど、楽しいよ。」
「そっか、いいなぁ。」
でもやっぱりどことなく、元気がなくて。
