あの、宿泊研修以来
基本行動するのは6人になった。
ご飯食べたりするのも6人。
「はーいみなさん。海からの提案!」
「なした。」
「近々、季節はずれの花火やりませんか?」
あの日以来、鈴花の笑顔を見ることは
あまりなくなった。
やっぱり鈴花の笑顔には
駿さんがつきものだったんだなー、
と思えばなんか悲しい。
でも、花火と聞いて、えくぼがでるまでは
いかなかったけど、にこって笑う鈴花は
やっぱり可愛かった。
「鈴花花火すき!やりたい。」
みんなも鈴花の笑顔が見れて
安心したようだ。
「いつがいいかなー。」
「じゃあ来週の土曜の夜は?」
「あ、おっけ!」
花火花火~、言ってる鈴花を見て
あぁ、やっぱり好きだなって。
かれこれ6ヵ月。
叶うかもわからない片思い。
