お前が好き、大好き。







後ろから裕太と海の話し声がぼそぼそ聞こえる。


健ちゃんは半分寝てるから
とりあえず少し盗み聞くことにした。




「たのしみだねー。
あ、昨日電話の最中寝てごめんね(笑)」

「大丈夫だよ。海ねないの?」


「寝ない!眠くないし。裕太は?」


「俺も寝ないわ。海と話してた方が楽しい。 」


.......

もうだめ。こんなリア充な会話聞いてるだけでむずむずする。


寝ようかな。でも、後ろから聞こえる
鈴花の寝息がなんか気になって寝れない。
あ、良い意味?で気になって(笑)



出発してから40分くらい。


あとだいたい50分。


だめだ、暇すぎる寝よう。