もうやばい、泣きそう。
「駿さん。
俺、入学式の日に鈴花のこと初めて見て、
一目惚れして。
でもその日に駿さんと鈴花が手を繋いでるのを見て。
それでも俺は鈴花のこと諦めれなくて、
鈴花と仲良くなって二人の話いろいろ聞いてて。
で、喧嘩したとか言ってるのを見て、
正直ちょっと別れちゃえばいいのに
とか思いました。
でも、鈴花、駿さんと喧嘩してる時は
ほんとに作り笑いで。
別れて俺と付き合っても、
笑うことが少なくなって。
それで俺は、ほんとに鈴花は俺のこと好きなのだろうかって思ってました。
“また好きになってもいいかな?”って言われたとき、
ほんとにもうこれで終わりなんじゃないかとも思いました。
でも、今日その話を聞けてよかった。
ありがとうございます、
俺が鈴花を幸せにします。」
「よろしくな。
ってか同じ年なんだからタメでいこーぜ、大輝。」
「そうだな、駿。」
駿とはいい友達になれそうだ。
