駅から徒歩10分。 あたしの目の前に広がる校舎。 ……み、見えない… 多くの人が立ちはだかるせいか… クラス表がちっとも見えない。 背伸びしたり…ジャンプしたり…あたしなりに見ようとする努力はした。 「…名前、何ていうんだ、」 「え?…」 あたしは、肩をポンっとたたかれたので、あたしかな、と思い、振り向いた。 そこにいたのは…超がつくほどのイケメンで。