あたしは、空気かよ………。ってくらいに存在感がないと思う。







 

 「7月?…あぁ。蓮兄にもいっときます・・・・・。はい。はい。」










 いつもの能天気(ひどいけど)な空兎君はまるで別人のようだった。










 空兎君は、電話をきると、こっちをむいてにっこり笑った。








 「兄ちゃん…。勝負だよ♪」







 「あ?俺が負けるわけねーだろ。」








 2人の間に火花がみえたのは....気のせいだろうか....。