「美咲、車前に止めたから行こう。お義母さんも来てください」 「お父さんが今いないのが残念よねえ...」 お母さんは、荷物をもって玄関に向かった。 「美咲、行こう」 まだ、お昼の時間帯。外には桜がきれいに舞っている。 車の中でも、さらに痛みがましてくる。 お腹に伝わる振動。赤ちゃんがドタバタしてるのかなぁ。