初恋、嘘恋、片恋。






「…あれ?ここ、トイレ…帰るんじゃなかったの?」





トイレの前。あたしは、わけがわからず、???がいっぱいだった。





「ちょ!そ、そこ、男子トイレ!」




あたしは、男子トイレに無理矢理入れられ、ようやく、事の重大さを知った。





「…な、何のつもりよ…」






あたしがそう言うと、3人の中でもボス的な女の子が…




「目障りなんすけど…ってか、蓮にさわってんじゃねーよ!」





そういって、あたしの頬をバシッと叩いた。





「い…意味わかんないよ…」





「あんたは蓮のなんかわけ?…空兎のなんなわけ?彼女気取りしてんじゃねーよ!」





あたしは、嘘彼女ですけど!?って言おうとした。でも、やめておいた。



彼女たちが、凄く…怖かったから。