初恋、嘘恋、片恋。






「美咲ちゃんは、蓮のことが好..「空兎君、いこーよ!蓮は、あたしのことが嫌いなんだもん。





 ほら、遅れるよ?」










 あたしは、無理やり空兎君の言葉を遮った。









 空兎君は、何も言わないでもわかってて。







 でも、あたしは強がってそういった。







 空兎君は、ニコッと笑って、車にのせてくれて、







 「ドレスでいかなきゃいけない決まりがあるんだ。今から買いにいこう」






 と言ってからも蓮の事には一切触れず、盛り上げてくれた。