初恋、嘘恋、片恋。








 

  「ねぇ、ここ、あたしたちの部屋だよね?」










 「そ、そうでしょ..美咲、507って覚えてたでしょ?」







 部屋からは、怒声と、きゃっきゃというかわいらしい声。









 おそるおそる部屋の戸を開けた。








 「.......2人ともー!ストップ!お願い!」








 あたしの声からは、勝手に声が出ていた。







 まくらからは、綿が出ていたり..ベットのシーツはぐちゃぐちゃだし。カーテンも破れてるし。







 他にもいろいろ。弁償代がたくさんかかりそうなくらい。