「え?あ、うん。」 やっと跳ね上がった心臓が落ち着いてきた。 その人は隣に座れば?と、軽くベンチを叩いた。 立ってるわけにもいかないし、とりあえず座ることにした。 「あの、そう言えば、名前は...?」 「あぁ長谷部涼太。きみ、朝陽レイちゃん?」 えっ...この人、プリンスの....!? 暗闇で顔はわかんないけど... 「うん。朝陽レイです。」 「やっぱ?あったりー♪」 ちょっと幼い感じに笑みが溢れる。