紘也がみているとは思ってもいないレイ。









「霧矢くん...」








「レイ...」









やっと離してくれたが、手はつないだまま。







「霧矢くん...?」








「やっぱオレ...レイがいないとダメなんだ...」






「そんなぁっ...私だってそうだよ!」








「レイ...」






ふっと霧矢くんが笑う。







昔の面影は少しあるけど大人っぽくなって男の子じゃなくなっちゃったんだな...。








さっきも抱きつかれた時...







そのことを思い出して顔が熱くなる。