試合開始まであと30分
「くっそ....この怪我じゃ、試合には出せられんな...。」
監督が悔しそうに言う。
翔くんは今試合会場の医務室で寝ている。
「この試合...翔が抜けると正直勝てん。うちの部員にはまだ翔のかわりになるやつがいないしな...。」
「監督、オレがいます!」
「海李とあわせて翔が必要だったんだよ。」
ため息まじりに監督が言う。
そんなに....そんなにまでして勝たなきゃいけない試合なの?
その疑問が顔に出ていたのか監督が
「この4校の試合でお前たちの今後が決まるんだ。この試合の行く末で4校のランク付けがされるんだ...」
「ランクが低いとどうなるんですか?」
鈴が聞いた。
「うぅーん。一位の高校には合併した高校の校則を決められるという権利がある。もちろん変えられないルールもあるが...。イジメが多発するかもしれん。なんにせよ、良くないことが起こるだろう。」

