慧人と誓二はナイフをだした。









その刃は琉に向けられていた。









兄弟としてこんな事はしたくなかった。

だか、しかたない。

オレはアイが欲しい。

琉に渡るのだけは嫌だった。







慧人と誓二は口を揃えてそう言った。







アイはオレが守る。







琉がアイをかばう。