竜也と唯人は弓弦の頭を
撫でて、美香は抱きしめた。

「竜也、唯くん、美香ちゃん
バイバイ」


なんで、頭撫でてんだ?
なんで、唯くんって呼んでんだ
腹たつ

「あのさ「弓弦ちゃん。」
母さんなんだよ。

「はい」

「おばさん、今日から日曜まで
家を空けないといけないから
泊って行ってくれない?
弓弦ちゃんのお母さんに言ったら
着替えも持ってきてくれたんだけど」

「全然、いいですよ」

「じゃぁ、お願いね」

「気を付けてくださいね」

「はぁい、バイバイ」

おいおい、やべぇじゃん。
二人きり?三日間も

まじか。

それより、俺はいま拗ねてんだよ
一応。ガキみたいだけど。

「陽人くん、大丈夫?」

無視無視。

だって、あんな目の前で仲良く
されて嫉妬しねぇ男はいねぇだろ。