「じゃぁじゃぁ、ゆずちゃん
3部屋も自分の部屋あるのっ?」


「う、うん。普通だよね?」

「んなわけあるかっ
普通は、1部屋なんだぞ?ゆず。」

「そうなのっ?」

まじか、こいつどんだけお嬢様?


「ってか、陽人はゆずと二人っきりに
なりたいみてぇだから。
お邪魔虫は退散しますか?」

「はぁい」

よく、分かってんじゃん。
竜也。


「「「(せぇの)じゃぁな。
陽人、お大事に」」」

いま、せぇのって聞こえたぞ。
せぇのって

「お、おぉ、じゃな」


「ゆず、バイバイ。
明日、休みだから会えないけど。
頑張って勉強するよ俺は。
じゃぁな。」

「陽人に熱うつされるなよ。
バイバイ。ゆず。」

「ゆずちゃん、休み中に
メールするね。バイバイっ」