おばあちゃんの住むこの街に越して来て
1ヶ月。
明日からこの街の高校に行く事が決まった。
あたしはもう高校なんてどうでもよかった。
友達を作る気もないし
将来を夢見ても
きっとこの傷が邪魔をする。
「おばあちゃんと暮らしてるからなんて言わせないよ!」
高校に行かないと言ったあたしに
おばあちゃんが興奮ぎみに言った。
親戚の皆におばあちゃんと暮らしても
ちゃんと生活出来るって
分からせたいみたい。
あたしがいくら言っても
おばあちゃんはビックリするくらいの
行動力で高校を決めて制服まで作った。
「明日から学校だからね。おばあちゃんも着いて行こうか?」
明日…。明日!?
いくらなんでも急すぎるでしょ?
「明日なんて無理っ!」
思わず叫ぶあたしにおばあちゃんは優しく言った。
「もう決まった事だから。」
…優しく…ない。
ぜーんぜんっ優しくないよ。
おばあちゃんっっ!
とりあえず、おばあちゃんが着いて来る事だけは阻止してあたしは部屋に戻る。
こうなったら行くふりだけでもするしかない。
色々してくれるおばあちゃんには悪いけど。
あたしはまだこの傷と向き合えない。
自分でも見れない傷を
他人が見たら…
そう考えるたびにあたしの心が
凍りつくのを
あたしは止められずにいるんだ……
1ヶ月。
明日からこの街の高校に行く事が決まった。
あたしはもう高校なんてどうでもよかった。
友達を作る気もないし
将来を夢見ても
きっとこの傷が邪魔をする。
「おばあちゃんと暮らしてるからなんて言わせないよ!」
高校に行かないと言ったあたしに
おばあちゃんが興奮ぎみに言った。
親戚の皆におばあちゃんと暮らしても
ちゃんと生活出来るって
分からせたいみたい。
あたしがいくら言っても
おばあちゃんはビックリするくらいの
行動力で高校を決めて制服まで作った。
「明日から学校だからね。おばあちゃんも着いて行こうか?」
明日…。明日!?
いくらなんでも急すぎるでしょ?
「明日なんて無理っ!」
思わず叫ぶあたしにおばあちゃんは優しく言った。
「もう決まった事だから。」
…優しく…ない。
ぜーんぜんっ優しくないよ。
おばあちゃんっっ!
とりあえず、おばあちゃんが着いて来る事だけは阻止してあたしは部屋に戻る。
こうなったら行くふりだけでもするしかない。
色々してくれるおばあちゃんには悪いけど。
あたしはまだこの傷と向き合えない。
自分でも見れない傷を
他人が見たら…
そう考えるたびにあたしの心が
凍りつくのを
あたしは止められずにいるんだ……
