眠り姫


コンコンッ



「大嶽さん?よろしいでしょうか…?」



「よろしくお願いします」


やっぱりおじさんは強い。
涙を少しも流さず深々と頭を下げた。


それに応えるように医者も頭を下げる。





静かな病室に規則的な機械音が響く。


奈々の一生が終わりを告げるまでのカウントダウンをしているかのようだ。