眠り姫

医者達が一旦病室から出ていった。



まるで最後の時を過ごせと言っているかのように。





奈々の周りにみんな集まってきた。



「奈々ったら。こんなに細くなっちゃって…。私のところに生まれて来てくれてありがとうね。私の娘で良かった。
あなたは私の誇りよ。よく頑張ったわね。」


おばさんは奈々の頭を撫でながら小さな子供に言い聞かせるように言った。




「奈々。いつまでも頼りない父親ですまなかったな。お前は父さんにとっても誇りだ。お前が娘で、幸せだよ。
…まぁ、お前たち二人の結婚式が見たかったかな。」


おじさんは、優しく微笑みながら
俺の肩を抱いた。