その日から毎日毎日病院へ通った。
いつ何が起きるか分からないから。
何があった時にそばにいてやりたい。
いつだったか、たまたま病室に来た看護師に
「眠っていてもこっちの会話はちゃんと聞こえてる場合があるんです。だから沢山話しかけてあげてくださいね!」
と言われた。
それを聞いて以来、朝から晩まで話しかけた
返事は返ってくるわけない
だけど俺は、奈々がちゃんと聞いてくれてるような気がする
あの日、俺の中の何かが壊れて
俺の見る世界は色を失った
何も手につかなかった。
仕事にも行けなくなった。
でも今は、少しずつ、少しずつ
世界が色を取り戻してる
