目の前に奈々はちゃんといるのに 夢か現実かも分からないほど 頭の中は混乱していた 悲しさもある 驚きもある 嬉しさもある でもそれ以上に 早く夢から覚めろと祈る自分がいた。 しばらくすると医者が入ってきた。 「奈々さんは大変危険な状態でした。しかし、奈々さん自身の力でなんとか一命を取り留めました。 …ですが…」 医者の説明をただ呆然と聞いていた俺だが 'ですが' この3文字だけに反応した。