私は、

私は美紀と別れた後不安ながら教室に入ると同じ小学校だった子がいてほっとした。


===ガラガラ===

「はーい席につけ!」

私たちクラスの担任だろう奴が入ってきた、45歳前後くらいのほそぎみの奴が。


「みなさん入学おめでとう!私はこのクラスの担任の白鳥だ!」

朝からハイテンションな様子で白鳥は言った

「じゃあ!まずみんなのこと知るために自己紹介しようか‼じゃあ、相崎さんから!名前と出身校と趣味を言ってくれ!」

最悪だ、なんでいつもいつも名簿順なんだ!私以外で「あ」がいないなんて


まあ、仕方ないか、と思いつつ私はしぶしぶ立ち上った

「えっと、名前は相沢優衣です、出身校はA小学校、趣味は・・・・」

趣味なんて考えてない!趣味すらない!沈黙がつずく、周りの目線が私をさらに焦らせる。

「えっと・・趣味は・・・ば、バランスボールです!!!」

あっという間にクラスに笑い声が響いた、担任までも笑っている!

「えっと、相沢さんホント面白いな!趣味じゃなくねーか?!」

この馬鹿担任のせいで余計笑いが響く赤面しながら私は席に座った。

「じゃあ次に石川君」

私の隣にいる男の子が立ち上がった眼鏡をかけていてもわかる美貌だ。まつげ長。。。

「僕の名前は石川裕翔(いしかわ ゆうと)出身校はB小、趣味は読書」

読書が趣味なんてすごいな~と考えてると後ろの女子の会話が耳に入った、もう仲良くなったのか。。。

「ねえ、裕翔くんかっこいいよね~」

「私同じ小学校だったんだけど、すごい性格があれなんだよね~」

「そうなの!?イケメンって裏あるね~」


馬鹿馬鹿しい人のことこいつらは言えるのか??っと思いつついると発表はみんな終わっていた