私、花山有紀は、【妖怪心霊研究部】に所属している!
部長の、宮里友梨の一声に、部員全員が顔をあげる。
「いきなり、どーしたんすか?ぶちょー??」
そう言ったのは、同じクラスで、同じ部活という腐れ縁の向山孝史。
「まったく・・・。今朝の朝刊よ。」
渋々部長がスクバから取り出したのは今朝の朝刊。
「これ、見てみて?」
部長が指差していたのは、朝刊の一面に載っていた話だった。
「これ・・・」