わ、す、れ、ら、れ、な、い、

「えー! 嘘!?」


桜の声に教室にいたみんなの視線が集まる


私はみんなに頭を下げると


「桜 声でかい」


私は桜の口を塞いだ


「だってビックリでしょ あの遠藤くんと…」


桜が私の手をどかすと小声で言った


「告白されたの 嘘じゃないから」


「でも遠藤くんのこと好きじゃなかったでしょ?」


「まぁね でもいい人だなって思ったし」


「裏の顔はわかんないよ」


桜が笑いながら言う


「もうバカにしないでよ」


遠藤くんに裏なんてあるわけないじゃん