わ、す、れ、ら、れ、な、い、

「じゃあ私はここで 今日はありがとう」


遠藤くんは家の近くまで送ってくれた


「こちらこそありがとうな また話そうぜ」


「うん! じゃあね」


私は遠藤くんに手を振った


遠藤くんも笑顔で振り返してくれた


私が歩き出したそのとき


「待って!」


後ろから声が聞こえて私は振り返った



遠藤くんが私に駆け寄ってくる



「どうしたの?」


私は突然呼び止められビックリしていた



「あの… 俺…」


突然遠藤くんに腕を引っ張られ私は遠藤くんの胸に



これって…



抱きしめられてる!



私は今の状況に理解できず頭がショートしたみたい



「ちょっと… 遠藤くん?」


「相沢のことが… 美里のことが… 好き…」


いきなりの告白に顔が熱くなる


好きって…


まさかあの遠藤くんが


私のことを…?


でも私はためらうこともなく


「私も好き…」


遠藤くんと付き合ったら先生のことなんてすぐ忘れる



でもこの選択が私の心と体を壊していくことになるなんて…