わ、す、れ、ら、れ、な、い、

岡崎さんは何をしにきたんだろう…?


岡崎さんに色々言われてあのときのことを思い出す


あのとき相沢さんは僕に高校に合格したと笑顔で教えてくれて…

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「先生! あのさ… ちょっと言いたいことがあるんだけど…」


相沢さんは下を向いて恥ずかしそうに言う


「何?」


「私… 先生が好き!」


僕はその言葉にびっくりした


そして…


「ありがとうございます」


それしか僕は言えなかった


相沢さんは勇気を出して言ってくれたのに


僕は正面から相沢さんと向き合えなかった


それから卒業まで僕と相沢さんは1回も話さなかった


相沢さんは僕を避けていたんだ