そして徹さんの家についた。
綺麗な15階建てのマンションだった。


徹さんの家は
9階の 903室。


ピンポーン。


お母さんが、
慣れたように徹さんの家の
インターホンを鳴らした。

きっと、何回か
来てるんだろうな。


すると徹さんは
はーいと言って玄関を開いてくれた。


「さーあ!いらっしゃい。
2人とも。荷物は揃ってるから
あがってあがって」

徹さんはニコニコしながら
私達をリビングに
案内してくれた。


綺麗な部屋。
あまり生活感を感じられなかった。

すると玄関のドアが
開かれる音がした。


「ただいまぁ」

輝星さんの声だ。
お母さんに聞いたところ
輝星さんは私の1つ上だった。

1つ変わるだけで、
あんなに大人なんだぁと
私は関心していた。


「あっ丁度いいとこに
帰ってきたな。
日和ちゃんに部屋の
案内をしてくれ。」

徹さんは、帰ってきた
ばっかりの輝星さんに言った。

了解。日和ちゃんおいで。
という、輝星さんの声に
素直についていった。