するとお見送りが終わった お母さんが 私の元へ帰ってきた。 「徹さん、すごく素敵な方でしょ?」 お母さんは徹さんと綺羅さんが 飲んだコーヒーを片付け ながら言った。 「うん さすがお母さんが 選んだ人だね。 あの人ならお父さんもきっと 許してくれそうな気がする」 私が食卓テーブルに座って ポツリとそういうと お母さんは 手にもっていた、 グラスを落とした。 「ちょっお母さん?!」 私は慌ててお母さんに かけよった。