わたし と おにいちゃん 。



「輝星さん!輝星さんは
それでいいんですか?!
急に知らない人がお母さんで、
知らない人が兄弟ですよ?」

私はさっきから
あまり口数の少ない
輝星さんを味方につけようと
思った。


しかし輝星さんは
私と全然違う意見を
もっていた。


「別に構わないよ。
俺は生まれたときから、
お母さんはいなくて
お母さん欲しかったし

こんなに可愛い妹ができるなら
むしろ、大歓迎だよ」


輝星さんに、可愛いと
言われて私は少し頬が
赤くなってしまった。