放課後、あたしはいつもの場所へ向かった。
いつもの場所ってのはあたしが1年生の頃から気に入っていた場所。
お弁当を食べる時も、本を読む時も、寝る時もそこに行っていた。
学校の裏の裏にある木の家。
子供の秘密基地のようなところだ。
人も来ないし静かだし。
一人で過ごすにはとっておきの場所。
ひと気がなくなったのを見計らい、木々をくぐっていつもの場所へ。
と、思ったけど…。
「はははっ!人懐っこい奴だなぁ」
…聞き覚えのある声……。
声の聞こえる方に目をやると、そこには今朝教室の前であった…確か、峰吉真尋だったかな。
てか…なんであいつが……。
あいつがここにいちゃ、あの場所に行きたくても行けないじゃない…。
仕方ない、ここは引くか。
静かにため息を漏らし、足を一歩下げた時、つい足元にあった枝木を踏んでしまった。
「しまっ…」
パキッという音が聞こえたのか、峰吉真尋はあたしの方を振り返った。
いつもの場所ってのはあたしが1年生の頃から気に入っていた場所。
お弁当を食べる時も、本を読む時も、寝る時もそこに行っていた。
学校の裏の裏にある木の家。
子供の秘密基地のようなところだ。
人も来ないし静かだし。
一人で過ごすにはとっておきの場所。
ひと気がなくなったのを見計らい、木々をくぐっていつもの場所へ。
と、思ったけど…。
「はははっ!人懐っこい奴だなぁ」
…聞き覚えのある声……。
声の聞こえる方に目をやると、そこには今朝教室の前であった…確か、峰吉真尋だったかな。
てか…なんであいつが……。
あいつがここにいちゃ、あの場所に行きたくても行けないじゃない…。
仕方ない、ここは引くか。
静かにため息を漏らし、足を一歩下げた時、つい足元にあった枝木を踏んでしまった。
「しまっ…」
パキッという音が聞こえたのか、峰吉真尋はあたしの方を振り返った。

