あの夏のキミへ

なんだ、最初は先生たちが生徒たちの裏で何を話しているのか少し興味があったのに、実際聞いてみるとつまらない内容だ。

とにかく今は3棟に渡る方法を考えなき「そういえば、2年7組の水野君はどうだ?」

いきなり田川が話を変えた。

…………………水野。

そう聞こえた。

雨のザーザーという音に紛れて、確かに田川はそう言ったのだ。

どうだ?って…どういうこと?

「……あと2ヶ月らしいです…。」

あと2ヶ月…?

あ…また転校しちゃうのかな…?

そんな…せっかく信用できる人に出会えたと思ったのに…。

それに、2ヶ月ってことは、夏休みの間だけじゃない…。

また、離れ離れになっちゃう…?

そんなのやだよ…

ショックを受けて3棟に行くことを忘れて話に聞き入っていた。

しかし、この後もっとショックなことが起きるなんて…思ってもみなかったんだ。