あの夏のキミへ

昼間にも関わらず、悪天候のため窓から差し込む光はなく、薄暗い室内。

まず1クラス目。

ドアを横に静かにスライドさせると、手に重みがかかったドアがゆっくりと開いた。

40人分ほどの机とイスが規則正しく並んでいた。

端っこからひとつひとつ名前を見ていく。

思っていたより案外早く見終わった。

1クラス目には水野というシールの貼ってあるイスは見つからなかった。

それから4組まで全部見たが、見つからなかった。

わたしはどうしてこんなに蓮に会いたいんだろう。

理由はさっぱりわからない。

でも、会いたくて会いたくてたまらなくて…

ただ、無心に…探してた。