あの夏のキミへ

ずっと雨に当っていると寒くなってきて風邪を引きそうだったから、わたしは屋上を後にした。

といっても既に全身びしょ濡れで、今更屋内に入ったからといって寒さが軽減するわけではないのだけど…。

小さく縮こまりながら階段を降り、2階に到達した。

2階での一番の目的は、蓮のクラスを探すこと。

さすがに何組かさえわからないってのもあんまりだから。

それに、ほかに情報収集のあてがあるわけでもないし。

うちの学校は、ひとりひとりのイスに名前シールがはってある。

一年は緑、二年は青、三年は黄色で色分けされていて、蓮はわたしと同じ青の名札をしていたから二年の教室のどこかに水野と書かれたテープがついてるイスがあるはずだ。