学校の近くに大きなショッピングモールがある
そこの映画館で試写会を行っている
「おい!ポップコーンでも食うか?」
私は頷く
辺りが暗くなる
もうすぐ上映だ
『命のリボン』という作品は主人公である少女は物心ついたときから人の胸にリボンがつけられているのを見えていた
ある日、好奇心で自分の祖母のリボンを解いてしまった
祖母は1時間後に亡くなってしまった
少女はそのときはただの偶然だと思っていたが、やがて他のリボンを解いていくうちにこのリボンは命と関係することが分かった
…そして、自分が今まで尊い命を無駄にしてきたことも
すべてが分かったその日から少女の心は閉じてしまった
そして、少女がやがて高校生になったとき、運命の彼と出会う
最初は心を閉ざしていたが、彼と出会ってから少しずつ心を開いていくという…とても感動的な物語なのだ‼︎
この本を読み始めたきっかけはやっぱり…主人公と立場が似ているから
まぁ、私なんかに運命の彼なんて現れないだろうけどね!
いよいよラストシーン
彼が主人公に告白する
「誰がなんと言おうと、俺はお前と一緒がいい‼︎」
?このセリフ…どっかで…
‼︎‼︎‼︎
気づいたときには隣に座っていた秋瀬がポップコーンでむせていた
