私の名前は望月唯香
高校1年生
趣味は読書
席は窓際の1番後ろ
あとは…あだ名か
あだ名は『暗子さん』
理由は暗いからだそうです


まぁ、自分で言うのもあれだけど…
超絶地味だから‼︎‼︎私
昭和を思わせる三つ編み
目までかかる前髪
そして、常に大きなマスク
もう誰にも私の表情を見ることが出来ないのだ‼︎
…後悔?
ぜんっぜんしてないよ‼︎
まぁ、変な目で見られるのもしばしば…
友達もいません
いいの!私がしたくてしたことだから


こんな私になったのは色々訳があるんだよね…


1年C組
ここが私のクラス
いつも通り私の指定席に行く


「うっわー!今日も来たよ暗子さん」
「マジ暗いんだけど…」
はいはい、こんな悪口は日常茶判事
「ってかさぁー聞いた⁉︎暗子さんの怪談話テキトーに回したら、あっという間に広まっちゃったんだよねー」
「マジかよ〜‼︎うけるんだけど〜で?どんな噂なの⁇」
「えぇっとー目が合うと呪われちゃうとかー話すと冥界に連れていかれるーとか」
「えぇぇーっ!マジくだらなぁいー‼︎小学校の怪談話じゃないんだからさぁー」
「でもでもー暗子さんにはぴったしじゃん?」
「「ぎゃははははは」」

…マジでうるさいんだけど
ってか、いつの間にそんなくだらない噂話を流したの⁈
…まぁ、私は別に気にしてないけど
馬鹿にすれば⁇いくらでも
そのかわり、あんたたちのほうが馬鹿に見えるけどね
……なんて、言えたらいいのにーっ‼︎‼︎
でも、言ったら私のあのとき誓ったことを破ることになるからな…


大丈夫!
私、ちゃんと守るんだから‼︎
そんで、あいつに見返すの‼︎
あんたのせいでこうなったんだからって




でも、そんな私の誓いを裏切るような事件が起こるとは思いもよらなかったのです……‼︎